イタリアでの日々(回想日記) 放浪編 ~シバーリ Sibari ~part4
朝。
たった1泊だというのに、長~く薄っぺらいようで中身の濃い一夜が明け、朝食→チェックアウトを済ませれば、本当の目的地、レッジョ・ディ・カラーブリアに向けて出発です。
朝食は問題なく済み(笑)、いよいよチェックアウト。
ところが…
予定よりも多額の金額を請求されてしまったのです!
うわ~…まただよぉ…。
詳しく言うと、一部屋いくらのはずが、一人いくら。要するに倍、ということです。
そんなはずはない。
部屋にあった案内にも「a camera」(=一部屋につき)という書き方がしてあって、今は閑散期だからその案内に書いてある表示金額より高いわけがない。
でも、前日のすったもんだで疲れ果てていた私たち。
旦那はもちろんイタリア語できないし、私のこの時の語学力でも、言いたいことはそれなりに言えても、そこで返ってくる言葉に対してまたどれだけ言い返せるのか…なんてことを考えただけで疲れてしまって、もういいや状態に…
この時はとにかくその場を立ち去りたい一心で、言われた金額を払って足早にホテルを出たのでした。
…今思えば、言いたいこといっぱいあるんですけどね(苦笑)…。
さて、この後駅へどう行くか、というと、行きに乗せてくれたタクシー運転手・フランチェスコが迎えに来てくれることになっています☆
半日前のことなのに、遥か昔のことのよう(笑)。
お迎えは10時半の予定なので、ホテルの前で待っていましたが…
…来ない
え?え?また(笑)?
またトラブル?
しかし、念のために電話番号をもらっていたではありませんか♪
早速電話。
出たのは女性の声。どうやら奥さんらしい。ってことは家電なのね。
あの~…昨日お宅のタクシーを予約したんですけど…。
どうやら既に家を出ているらしい。
この頃にはだいぶ学習していた私。相手がSi(はい)かNoでしか答えられない質問を投げかける(どんだけ低レベルなんだ。笑)。
ここで待っていればいいんですか?
すると、Siとの返答。
じゃぁ大丈夫だ!
そして待つも、いっこうにフランチェスコの姿は見えない…。
そしてまた電話。待っていればいい?そして同じ返答。
また待つ。…来ない…。の繰り返し。
ホテルはホテル街の奥の方にあるので、場所忘れちゃったのかな?と思い、大きな通りに出ることに。荷物が多いから出来ればあんまり動きたくないんだけど…
そして場所を変えて待つ。
…やっぱり来ない…
そんなこんなで何分、…いやいや何十分?たったのだろうか…。
いい加減しびれを切らした私たち。レッジョ・ディ・カラーブリアまでの電車は指定席を取ってあるわけではないけど、このままだと11時台の電車がなくなり、その後スムーズに乗り継げる電車は14時台になってしまう。
このまま待つの?でももう来ないんじゃね?
かと言って、駅まで歩くには遠すぎる…。
こんな場所のホテルを取るんじゃなかった~
でもそんなこと言ってられない!
フランチェスコが来ないなら、他のタクシーを頼むしかない!
かと言って、さっきのホテルに戻ってタクシーを呼んでもらうのは絶対に御免!!
そういえば!!
前日に散歩に出た時、ホテル街の出入り口の手前に事務所(マリンセンター?)みたいなのがあったから、今日は月曜日だから人がいるかも!!
少しの光が見え、事務所に向かって歩き出したその時、旦那が思いもよらない言葉を口に出したのです…!!
つづく
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